平成25年度 川崎市民夏山登山 「日本百名山2峰岩木山1625m・八甲田山1585m」

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主催:(公財)川崎市スポーツ協会 主管:川崎市山岳協会 後援:川崎市

概 要 日本百名山の東北の2つの名峰岩木山と八甲田山に登り、湯治場として有名な酸ヶ湯に泊まります。
期 日 2013年8月16日(金)夜~19日(月) 夜行2泊3日
集合場所 JR武蔵小杉駅 南武線改札前 16日(金)20時30分集合、20時20分より受付。
予定コース 16日(金)
JR武蔵小杉駅前21時出発→(バス)⇒東北道⇒(車中泊)
17日(土)
 ⇒岩木山スカイライン入口→岩木山8合目1250m(リフト)~岩木山1625m往復~8合目→嶽温泉450m→(バス)→酸ヶ湯(泊)歩行時間登り30分、下り3時間、高度差約1200m)
18日(日)
 酸ヶ湯900m~仙人岱~大岳1585m~毛無岱~酸ヶ湯(バス)→奥入瀬散策→(バス)八幡平ロイヤルホテル(泊り)(歩行時間
約6時間 高度差約600m)
19日(月) 
八幡平ロイヤルホテル⇒川崎
参加費用 50,000円 (往復交通費、宿泊および5食代、傷害保険代、その他)
募集期間 2013年7月8日~19日(金)必着7月13日までに定員に達した場合は、以降の申込み到着の方は『キャンセル待ち』とさせ
て頂きます。
定 員 38名。13日までに定員超過の場合はその中で抽選、また14日以降で定員超過の場合は14日以降の受け付けの方で抽選とさせていただきます。抽選結果は7月31日ころまでに通知いたします。
参加資格 市内在住、在勤、在学者で、6時間程度を2日間連続して歩く体力があること。
疾患(心臓障害、高血圧症その他)がある方は、医師と相談の上お申し込み下さい。
申込先 〒211-0051 川崎市中原区宮内4-1-2 (公財)川崎市スポーツ協会市民登山係
電話044-739-8844
往復ハガキに郵便番号、住所、電話番号, 氏名、フリガナ、性別、生年月日、年齢を必ず記入のうえお申し込みください。家族の場合のみ複数名記入可。氏名、フリガナ、性別、生年月日、年齢は全員記入のこと。フリガナと生年月日は保険加入を行う為に必要です。友人等と同行希望の場合は同行者の名前を記入してください。
指導者 川崎市山岳協会指導員が出発から解散まで全コースを案内いたします。
保 険 国内旅行傷害保険(死亡・後遺症の保険金、および入院・通院の日額見舞金支払)
事前説明会 8月5日(月)18時30分~20時
 
ミューザ川崎 音楽工房 第2.3研修室(JR川崎駅西口)
キャンセル料 8月9日(金)~14日(水)のキャンセルは8,000円、15・16日のキャンセルは15,000円のキャンセル料を頂きます。

主催:(公財)川崎市スポーツ協会 主管:川崎市山岳協会 後援:川崎市

日程

2013年8月16日(金)-8月19日(月) 夜行2泊3日

参加者

43名(男16名、女27名)

指導員

5名(CL矢幡、SL布田、佐藤、磯部、清水)

概要

( —:バスでの移動・・・・:登山活動)
8月16日(金)
武蔵小杉駅(北口)20:40出発—東北自動車道経由(佐野・あだたら・長者ヶ原・花輪の各SAで休憩)—車中泊—大鰐弘前ICより一般道
8月17日(土)曇り(中程度のガスと中程度の強風)
6:15弘前・道の駅 休憩・朝食7:00—7:50津軽岩木スカイライン料金所—8:20岩木山八合目登山口8:35・・・・9:15鳥の海・稜線9:25・・・・10:05岩木山山頂10:35・・・・11:10鳥の海・分岐11:15・・・・11:40八合目登山口12:30—13:00岩木山神社参詣13:45—15:50酸ケ湯温泉(泊)
強風のためロープウェイの運行が定まらず登山道を登ることに計画を変更して登山を開始する。稜線上は10~15m程度の強風があり、ごろごろした不安定な石の登山道と相まって緊張した登山となる。期待した山頂からの展望は濃いガスのため残念ながら皆無。復路は往路を下山する。:全員登頂
途中、岩木山神社に参詣して宿泊する酸ケ湯温泉に移動する。
8月18日(日)曇りのち晴れ(大岳山頂では強風・弱い霧雨、行動中大岳山頂のガスが切れることはなかった)
酸ケ湯温泉登山口7:35・・・・9:30仙人岱水場9:45・・・10:20鏡沼10:30・・・八甲田山・大岳山頂・・・・11:00大岳避難小屋11:40・・・・12:20上毛無岱ベンチ12:35・・・・13:50酸ケ湯温泉14:15—奥入瀬渓谷・十和田湖おいらせライン経由—十和田ICより東北自動車道へ —17:30八幡平ロイヤルホテル(泊)
 午後に予想される悪天を心配しつつ登山を開始する。時々雨がぱらつくなか仙人岱へ到着。樹林帯をぬけたことからかなりの強風を直接感じることになり防寒着を着用して山頂に向かう。山頂に近付くにしたがい弱い霧雨とともにさらに強風(15m程度)となるなか、山頂に到着する。強風のなか、飛ばされないように注意しながら山頂を確認しあい、早々に大岳避難小屋にむけて下山する。小屋周辺は稜線上のコルとなっていることから風が吹き抜けておりかなりの強風、小屋に入って大休止。食料をしっかり補給して下山を開始する。上毛無岱に着く頃にはガスが切れ、強風もおさまり、晴れ間ものぞきだしている。南方には南八甲田の山々も眺望できる。木道を上毛無岱・下毛無岱とゆっくり散策すると、最後は樹林の中に虫たちのなき声も。予想に反して太陽も現れ酸ケ湯温泉に到着する頃には汗まみれ。体調を崩した1名(酸ケ湯にて待機)を除き登頂。汗を乾かす間もなく今日の宿泊地・八幡平へ向けて早々に出発する。(奥入瀬での散策は時間切れ中止とし車窓からの眺めを味わう)
8月19日(月)
八幡平ロイヤルホテル8:00—松尾八幡平ICで東北自動車道へ—9:45平泉・中尊寺参詣10:45—13:00安達太良SA・昼食14:00—蓮田SAで休憩—18:10武蔵小杉駅(解散)
8:00川崎にむけて早々に出発する。途中、平泉では世界文化遺産「中尊寺」を参詣。登山とは別の意味で感動。途中、大きな渋滞はなかったものの武蔵小杉駅に着いたのは18:00過ぎ。解散。
(記録担当:磯部)

岩木山山頂にて

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八甲田山(後方右大岳) 下毛無岱にて

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酸ケ湯

酸ケ湯温泉前で準備体操

岩木山神社

八甲田山の登り

八甲田大岳避難小屋前にて

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八甲田山山頂

下毛無岱

平泉金色堂

【参加者からの感想】
夏の北東北 日本百名山 二峰登山  宮田秀雄さんより

初めて、青森の山に登った。昨年秋に市民登山で登った磐梯山が自分にとって最北の山であったが、一気に青森まで北上したことになる。岩木山(8月17日)も八甲田大岳(8月18日)も前線の影響で雨こそ降らないものの強風が吹いていた。樹林帯を歩く分には、問題ないが稜線や、岩稜帯では風の影響をまともに受け、歩くこともままならない状況だった。岩木山は、リフトで九合目まで上がってしまう予定であったが、強風でリフトの運行もままならず、八合目から登山道を行くことになった。八甲田登山では、岩木山以上に強風で山頂付近では風に煽られてよろけてしまうほどで踏ん張っていないと飛ばされそうな状況であったが、何とか山頂を踏むことができた。しかし、8月中旬という時節柄、たくさんの高山植物に出会あえ登山の楽しみの一つを満喫することができた山旅であった。特に毛無岱の湿原に咲くキンコウカの群落は、黄色い絨毯を敷いたような美しさがあり、風になびくと黄色い波のような美しさだった。紅葉する木々も多く、紅葉の時期もいいだろナと思いながら、木道を歩いた。毛無岱に着いたころ、山頂のガスも晴れ、堂々たる大岳の姿を見ることもでき、感慨一入であった。    
惜しむべきは、岩木山の’山’の文字を彷彿とさせる山容とまだ咲いているかもしれいと密かに思っていたミチノクコザクラを見れなかったことである。あの強風の中、40名に近い参加者を安全に登頂に導いてくださった山岳協会リーダの方々に感謝し、筆を置きます。次回は是非、秋の紅葉の時期にお願いします。10時間近いバス旅行はしんどいですがそれ以上の感動がある山域だと思います。酸ヶ湯も良かった。
出会えた花(順不同です)
ヤマハハコ、アキノキリンソウ、アオモリアザミ、ヨツバシオガマ、イワカガミ、チングルマ、アカモノ、アオノツガザクラ、ウメバチソウ、ハクサンチドリ、タチギホウシ、キンコウカ、ゴザンタチバナ・・・

2013年8月24日 宮田

チングルマ

キンコウカ

川崎市民登山「岩木山・八甲田山」総括

チーフ・リーダ矢幡明樹

 今回は川崎市民登山として過去に実施したことのない遠方の東北の二名山を選んだ。行ってみたいという市民の声を幾つか聞いたことも選択の理由の一つであった。しかし、実現には幾つかの検討課題があった。第1は、交通機関のこと。新幹線の手段もあったが、コストと人数の不確定さ(キャンセルの難しさ)もあって採用できず、結局所要時間は許容限度に近いものの使い易さの点でバスを選んだ。第2はコストの問題である。遠方のこともあり、バスの貸し切り料が高く、また、予定の宿泊宿の酸ヶ湯が夏料金で高く、参加料を例年よりかなり高めの5万円に設定せざるを得なかった。また、最後の心配はリーダのこの方面への経験の少なさであったが、幸いなことに両山に昨夏登った佐藤・磯部両氏にリーダを頼むことができ解決できた。
 参加料の高いことの心配をよそに、申し込み人数は45名を数え、2名のキャンセルがあったが、残り43名を全員参加していただくことにして実行した。この人数はほとんどバスの収容人員限度である。今回の特徴は非常にキャンセル率が低かったことである。参加者に聞いてみたところでは、「参加料は安い、これでできるのか」という意見もあったほどで高いという意見はなかった。また、岩木山・八甲田山は行きたいと思っていた山で、これを一度に登れるということが魅力的であったとのこと。酸ヶ湯も決め手の一つであったようである。
 予定日前には日本全国にゲリラ的な集中豪雨が襲い、全国的に天候が安定せず、また、予定日ごろには北海道に悪天が予想されていたので、天候は悪くはないもののあまり期待が持てる状況にはなかった。
詳しい行動記録は別項を参照して頂きたい。16日8時半に岩木山八合目についたときには、天候は晴れているものの風があり、頂上は雲に覆われ、雲の動きは非常に速く、風が非常に強いことが予想された。予定していた登山リフトは風のため運行を躊躇している状態であったので、リフトはあきらめた。灌木滞を抜け九合目に出ると風が強くなった。ここから上部は岩がごろごろしているところで、ますます風も強くなってくる。風速15mはありそうだった。しかし、吹き飛ばされて転げ落ちそうなところもなく、また雨もなかったので、身を屈めながら全員登頂。風下側で休憩。時々雲が切れて下界が見えた。当初は八合目から徒歩で嶽温泉に下る予定であったが、風で時間を費やしたのでバスで下に降り、岩木山神社に参拝して酸ヶ湯に向かった。
17日、天気予報は午後から悪くなるとのこと。体調が悪い1名を宿に残して7時半に出発。頭上の木の梢を風が揺らしており、風が強いことを知らせている。仙人岱は広い湿原で、少し雨がぱらついてきたが、風がある。リーダでこれからのコースを相談した。1.ここから戻る。2.大岳頂上を往復して往路をもどる。3.大岳を越えて予定通りのコースを行く。雨が大したことは無いので、何とか頂上を踏ましてあげたいということと、大岳を越えるコースも風で危険なところは無いとの佐藤・磯部リーダのアドバイスで3案を実行することにした。身支度を整え、大岳に向かう。頂上近くは昨日より強い風で、各自記念写真を撮って、逃げるように大岳避難小屋まで下った。小屋で一息入れ、行動再開。樹林帯に入ると風は弱まり、やがて上毛無岱の湿原に入る。樹林帯の長い木の階段を下ると下毛無岱に出る。実に気持ちのよい湿原で、天気予報が外れ、だんだんと雲が無くなり、大岳を中心とした北八甲田連峰が姿を現した。皆、大喜びで記念写真を撮った。酸ヶ湯までの間には陽まで射してきて、汗をかきながら到着。14時。時間があれば奥入瀬渓谷を1時間ばかり散策する予定であったが、車窓からの見学にとどめ、宿舎の八幡平ロイヤルホテルに直行。途中雨にもあった。ホテル着17時半。ここは7・8年前にも使った立派なホテルで、山小屋とは大違いのご馳走と温泉を堪能して、これからの市民登山の要求が高級志向にならないかと心配になる。夕餉の懇談は皆楽しんだようである。
18日、8時ホテル出発。当初予定になかった平泉中尊寺に寄ることにした。参観料は協会で払った。1時間の見学時間であったが喜んでもらえたと思う。18時過ぎに小杉到着。早く帰れたことは昨夜の宿を八甲田から2時間ほど川崎に近い八幡平にしたことのおかげであった。
今回、天候に恵まれたとは言えないが無事、事故もなくほぼ予定通り実行できたのは参加者のご協力とリーダ達の適切な指導に寄るものと感謝したい。

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