2017年度 夏の市民アルプス登山日本百名山「加賀・白山2702m」と世界遺産「白川郷」

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主催:(公財)川崎市スポーツ協会 後援:川崎市 主管:川崎市山岳協会

日本百名山の深田久弥の故郷の山「加賀白山」に登ります。青い空白い雲の下花の百名山の白山にはこの時季クロユリなど高山植物が咲き誇ります。室堂に泊まり翌日御前峰を登り、お池巡りを歩きます。下山後は白峰温泉で汗を流し世界遺産の白川郷を見学する楽しい夏の市民アルプス登山です。ご家族、ご友人をお誘いの上参加ください。

期日 平成29年8月4日(金)夜出発~7日(月)  夜行2泊3日
集合場所時間 JR南武線武蔵小杉駅 南武線口改札口前のコンコース  21時30分集合
行動予定 4日 武蔵小杉22時発⇒高速道⇒白鳥IC⇒別当出合
5日  6時別当出合着⇒ 7時30分発→ (砂防新道)→中飯場→甚之助小屋→黒ボコ岩2320m  13時30分着室堂センター2450m (泊)   ※歩行時間約6時間
6日  室堂センター発→ 御前峰2702m→(お池巡りコ-ス)→室堂→(観光新道)→砂坂殿ヶ池小屋 →慶松平分岐→別当出合⇒(バス)⇒白峰温泉・ホテル八鵬(泊) ※歩行時間約8時間
7日 ホテル八鵬発⇒ 白山・白川郷ホワイトロード ⇒ 白川郷合掌造り見学⇒飛騨高山めん処
板蔵(昼食)⇒安房峠⇒松本IC⇒府中IC⇒19時頃着 武蔵小杉(解散)
参加費用 55,000円
 (交通費、2宿泊代、6食付、傷害保険代、事務費等含む)
定員 38名(最少催行人数30名)
※定員超過の場合は抽選により決定します。
募集期間 平成29年6月16日(金)~7月14日(金)必着 6月30日までの申込者を優先します。
参加の可否及び参加費振込先を7月20日(木)までにお知らせします。
参加資格 75歳以下の8時間以上の山道を歩くことが出来る健康な方。川崎市内以外の方も参加可。
75歳以上の方は要相談。
事前説明会 7月28日(金) 18時30分~20時00分 中原市民館・視聴覚室(武蔵小杉駅徒歩3分)
申込先 〒211-0051 川崎市中原区宮内4-1-2 (公財)川崎市スポーツ協会 市民登山係
往復ハガキに以下を洩れなく記入してお申込み下さい。
①郵便番号 ②住所 ③氏名(フリガナ) ④電話番号 ⑤性別 ⑥生年月日 ⑦年齢をハガキ1枚に1名ずつ記入して下さい。ご家族の場合のみ複数名記入可とします。
友人とご参加の場合は同行者名を別記して下さい。バスの座席・部屋割を配慮します。
指導者 川崎市山岳協会指導員(日本体育協会山岳指導員他)が全コースをご案内いたします。
保 険 国内旅行傷害保険に加入します。死亡、入院、通院、賠償責任等対応。
注意事項 ①催行日の7日前以降前々日までのキャンセルは20,000円、それ以降は30,000円のキャンセル料を頂きます。
②最少催行人数に達しない場合中止とすることがあります。
③天候等によっては、行程を変更する場合があることをご承知おき下さい。
詳細はこちらのPDF(313KB)をご確認ください。



夏の市民アルプス登山 日本百名山「加賀・白山2702m」と世界遺産「白川郷」を実施しましたので報告いたします。登山日の2日間は天気にも恵まれ、おりしも開山1300年である白山に全員無事登頂いたしました。また、白峰温泉で疲れを癒し、最終日は白川郷の見学、飛騨高山での昼食を楽しみました。

実施日

2017年8月5日(土) – 7日(月)  8月4日夜発夜行2泊3日

参加者

41名 (男21名 女20名)

指導員

5名 布田(川崎山岳会)、礒野(NEC玉川山岳部)、大貫(川崎山岳会)、小元(東芝山岳会)、吉田(東芝山岳会)

概要

 泰澄(たいちょう)大師による開山から1300年である今年、川崎市民登山の46名は、富士山・立山と並ぶ日本三霊山である白山に登拝しました。
 
 ルートは、登山口の別当出合から砂防林道を登り、御前峰直下の室堂ビジターセンターに宿泊、翌日山頂をふみ、御池巡りをしながら室堂を経て観光新道から別当出合に戻る周回コースを辿りました。

・8月5日 天候:曇のち晴
 朝7時、登山口である別当出合を出発、樹林帯の中、トイレと水場のある中飯場と甚之助避難小屋で休憩をとりながら、砂防新道を登りました。やがて黒い大岩が鎮座する黒ボコをすぎると周囲の景色は一変、視界が開け、なだらかで雄大な緑の山容の弥陀ヶ原が現れます。わずかに残る雪渓、ハイマツの緑の中に敷かれた木道を室堂へとたどります。12時半、室堂ビジターセンターに到着。
 宿舎裏手には白山奥宮の祈祷所や社務所があり、その背後には御前峰がゆったりとした緑の山容を見せています。翌日にも予定されていますが、時間もあり快晴のため、希望者(14名)が指導員とともに御前峰を往復。御前峰とともに白山を形成する大汝峰、剣ヶ峰を眺め、室堂に戻りました。

・8月6日 天候:霧のち晴
 二日目は、鳥居の前で記念写真をとり、全員で御前峰に登頂しました。白山は噴火により山頂にいくつもの火口池があります。そして咲き乱れる高山植物と池をめぐりながら室堂に戻り、観光新道を下って別当出合に戻る行程です。
 朝6時半に室堂を出発。この朝はあいにくの霧で御前峰山頂も大汝峰も見えませんが、朝露にぬれた高山植物の美しさも格別です。一箇所の山で同時に見られることの少ない多種多様の花々が同時に咲き乱れ、しかもそれぞれが群生しているのは圧巻でした。
 ハクサンと名のつく植物(ハクサンフウロ、ハクサンイチゲ、ハクサンコザクラ、ハクサンアザミ、ハクサンナデシコ、ハクサンショウマ…)や滅多にみられない白いイワギキョウを堪能しながら、みな写真をとるのに忙しく、ゆっくりとしたペースで山頂を歩き観光新道を下ります。
 観光新道は、往路の砂防新道に比べて登山道の幅が狭く斜度もあります。また岩場歩きも多いためみな下りに神経を使いました。山頂では霧だった天気も徐々に好転し、途中殿ヶ池避難小屋で休憩をとりながら、暑い日ざしのなかを別当出合のターミナルを目指します。14時半、怪我もなく全員が無事下山いたしました。この後、白峰温泉のホテル八鵬にバスで移動、温泉と美味しい山の幸で登山の疲れを癒しました。

・8月7日 天候:曇のち雨
 最終日の行程は、白川郷民家園の見学と、飛騨高山での昼食です。接近する台風の影響が心配されましたが、昼過ぎまで雨に降られることもなく見学ができたのは幸運でした。
 8時半にホテルを出発。バスで白山白川郷ホワイトロードという山腹を縫う林道を、滝をながめながら走り、白川郷に到着します。いまでも残る合掌造りの集落と、過疎による廃村から合掌造りの古民家を移築した民家園を見学しました。昭和30年代にタイムスリップしたような懐かしい感覚です。道の駅での買い物、飛騨高山で高山ラーメンと朴葉焼きの昼食をいただき、バスは一路武蔵小杉へ向かいます。台風による影響で一時間ほど遅れましたが、20時半に武蔵小杉に到着、解散いたしました。 (吉田報告)

コースタイム:
8/4 22:00 武蔵小杉出発
8/5 6:30 別当出合7:00 – 中飯場 – 甚之助避難小屋 – 黒ボコ – 12:30 室堂ビジターセンター – 14:00〜16:00希望者は御前峰往復
8/6 6:30 室堂BC出発 - 御前峰山頂 – 室堂BC 9:30 – 観光新道 – 殿ヶ池避難小屋 – 慶松平
– 14:30 別当出合 – 16:00 白峰温泉ホテル八鵬
8/7 8:30 ホテル出発 – ホワイトロード – 10:30 白川郷民家園 11:30 – 道の駅 – 13:00 飛騨高山
めん処 板蔵 14:00松本 – 中央道 – 一宮御坂(渋滞のため中央をおりる) – 御坂峠 – 東名御殿場 - 20:30 武蔵小杉(解散)




参加者から次の句を読んでいただきました。

〇束の間の霧立ち消えし谷底に翠ヶ池の水面現わる
〇白山の雪渓残る草原にハクサンコザクラ桃色に群れ咲く
〇オンタデやチングルマの咲く白山の霧中を進む池めぐりの道
   二〇一七年八月五~六日 白山にて 阿部秀雄

〇クロユリの黒も野の色蔭にあらず
〇火口湖の水面も底も霧霽れる
〇お花畑まだ露の香をのこしつつ
   二〇一七年八月六日 白山室堂にて 沼田廣美

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