2018年度 夏の川崎市民登山 東北の山  「日本百名山・月山1980m・鳥海山2236m

日本百名山であり、花の百名山・東北の名山「月山と鳥海山」を登ります。百花繚乱の登山道をゆっくり登り、山頂に立てば日本海を眺めることができます。ほぼ同コースを往復しますので万が一、途中で戻ることも可能です。今回人気の月山を初日に登り翌日鳥海山登山を予定します。最終日には羽黒山・出羽神社に参拝し参道を下ります。
東北の山をまとめて登れ、経験豊かな指導員と歩きますので安全で楽しい山登りができ、思い出に残る山旅となることでしょう。

夏の川崎市民登山 東北の山

催行日 2018年8月5日(金)出発~8日(月) 夜行2泊3日
コース 8月3-4日(金-土)
JR武蔵小杉駅集合21時30分集合 22時出発⇒東北道・山形道-月山IC-月山姥沢駐車場~リフト乗り場~姥ケ岳・牛首~月山山頂~リフト乗り場~月山姥沢駐車場⇒湯殿山IC⇒山形道⇒道の駅ふらっと⇒大平山荘(泊) 歩行約6時間
8月5日(日)
大平山荘⇒鳥海ブルーライン⇒鉾立登山口~鉾立~賽ノ河原~御浜小屋~七五三掛~千蛇谷~御室~鳥海山・新山(往復)~御室~御浜小屋~鉾立登山口⇒羽黒山宿坊(泊) 歩行約10時間
8月6日(月)
羽黒山宿坊⇒羽黒山頂・出羽神社~(参道経由)~宿坊⇒米の粉滝ドライブイン⇒東北道⇒武蔵小杉駅19時30分
宿泊先:
8月4日大平山荘:090-2607-2326
  5日羽黒山大進坊 0235-62-2372
参加費 56,000円
 (往復バス、宿泊代食事6食、保険、リフト代等含む)
募集人数 38名(最少催行人数25名) 定員になり次第締め切ります。
参加条件 70歳以下の健康な方。70歳以上の方は相談のうえご参加ください。
登山は中級コースで月山は約6時間、鳥海山は10時間の歩行を予定しております。
登山がまったく初めての方はご遠慮ください。
川崎市民以外の方もご参加いただけます。
指導員 山岳指導員、自然保護指導員が全コース同行・案内します。
事前説明会 コース、持物など説明会で詳しく説明いたします。
7月27日(金)午後6時30分より武蔵小杉・中原市民館にて開催します
旅行企画・実施 みやこ観光
後援:(公財)川崎市スポーツ協会  川崎市
イベント企画:川崎市山岳協会 バス会社 :神田交通
申込先 〒211-0036 川崎市中原区井田杉山町13-6 みやこ観光 044-777-2410
ハガキに、郵便番号、住所、電話番号、(以下1名ずつ。ご家族の場合のみ複数名記入可)
氏名、フリガナ、性別、生年月日、年齢を必ず記入のうえ申込みください。
友人とご参加の場合は同行者名を記入して下さい。バスの座席・部屋割を配慮します。
以上
募集要項 夏の川崎市民登山 東北の山募集要項[PDF]


実施日

2018年8月4日(土)~6日(月)  8月3日 夜発夜行2泊3日

参加者

34名(男15名 女19名)

指導員

5名 布田仁川崎山岳会)、磯野広文(NEC玉川山岳部)、小元徹久(東芝山岳会)、菅原守雄(NEC玉川山岳部)、望永和美(川崎山岳会) 

概要

8月3日夜発夜行2泊3日で月山、鳥海山、羽黒山に行って来ました。残念ながら鳥海山は雨天の為、登頂出来ませんでしたが雨天山行の実践も兼ねた山行を経験出来たことは、参加者も満足の行く山行だったと思います。
1日目 天気良好、風無し、最高の登山日和である。7時20分、駐車場から左に姥ヶ岳、右に月山を見ながら出発。リフト乗場までアスファルト舗装である。月山環境美化協力金を払いリフトに乗る。リフトからヤマアジサイ、シラネニンジン、ナンブタカネアザミ等の高山植物のお迎えに満足した13分であった。リフトの乗車には案内人が付いており安心して乗降りができた。
 姥ヶ岳の登りは石段で良く整備されており快適に登山が出来た。姥ヶ岳頂上からは南方に朝日、飯豊連峰、北方では明日登山予定の鳥海山が雲の上に頭だけ見えた。牛首までの道のりは正面に月山、両脇にはミヤマリンドウ、チングルマ、コイワカガミ、イワイチョウ、ハクサンイチゲ、ニッコウキスゲ等お花畑の連続である。「牛首」の地名は、月山は牛が伏せているような形に見え、ちょうど「牛の首」にあたることからついたそうだ。鍛治小屋前付近より、急勾配の岩場となり月山神社入り口まで続く。月山山頂は神社の中にあり全員でお祓いを受けて参拝した。神社内は神秘的で「死者を祀る幽玄たる霊山に参り、現生のありがたみを知る」であった。
下山は、牛首からの牛首下分岐コースで木道周辺には高山植物の群生があり、足取りも軽くリフトで下山した。
2日目、山荘を予定通り6時発、鉾立駐車場からの登山道は展望台まで舗装されていた。右側に日本海が見え裾野を日本海に洗う鳥海山だと痛感した。賽の河原まで石段が続いており快適な登山である。ここで小雨が降りそうな天気になり、雨具を着て御浜小屋までに行く事にした。しばらくして本降り・強風になり本日の行動は御浜小屋とし下山した。下山は列を崩さず慎重に行動した。バスでの帰路、雨に濡れて体が冷えていることもあり、途中温泉に入浴し快適気分で宿坊に入室した。
3日目、朝6時宿坊の主人による祈祷を受け、8時羽黒山に向けて出発した。羽黒山の山頂行きの道路が土砂崩れによる通行止めの為、山頂からの下山コースを中止、龍神門から往復とする正規の羽黒山登山となった。出羽三山神社の龍神門をくぐって入り、杉木立に静かな道に入ると五重塔特別拝観があり、内部の構造が拝観出来た。一之坂、二之坂を登ると茶屋があり、そこからの庄内平野が雄大だった。三之坂を登りしばらくすると羽黒山頂に着いた。下山は昨日の雨で濡れた2446段の階段を慎重に下り羽黒駐車場に全員集合した。帰路は途中ドライブインに寄り大渋滞も無く、19時40分小杉駅に全員到着した。

登山目的の山プロフィール
月山 ・・・
山形県の中央に位置し、出羽三山(月山、羽黒山、湯殿山)の主峰、古来から多くの人々が訪れる東北を代表する山岳信仰の名山である。
鳥海山・・・
秋田と山形の県境に位置し裾野を日本海に洗う東北随一の名峰、出羽富士とも呼ばれ、地域暮らす人々の季節暦の山として親しまれている。
羽黒山・・・
山形県鶴岡市にあり、出羽三山の主峰である月山の西北山麓に位置する山で、修験道を中心とした山岳信仰の山である。

コースタイム
8月3日 武蔵小杉出 20:00発
8月4日 月山姥沢駐車場(7:20)―リフト乗り場(7:45)―姥ヶ岳(8:40)―牛首(9:33)―月山山頂(10:40)―リフト乗り場(13:35)―月山姥沢駐車場(14:05)
8月5日 大平山荘(6:00)―鉾立駐車場(6:20)―賽の河原(7:35/7:55)―御浜小屋(8:30/8:40)―鉾立登山口(10:30)-宿坊(15:00)

8月6日 宿坊大進坊(8:00)―羽黒駐車場(8:30)―羽黒山頂(9:20)―羽黒駐車場(10:30)―米の粉滝ドライブイン(11:40/12:30)-武蔵小杉駅(19:45)

報告 小元徹久

参加者の阿部秀雄さんから次の句を読んでいただきました。

*山肌を花々彩る月山の峰向かふ市民ら夏空に続く
*鳥海の峰諦めし市民らと風雨にさらされ足早に下山す
*宿坊の御 祓いの式後羽黒山へ雨滴に濡れし石段を行く

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