2018年度 冬山技術研修会「湯川渓谷アイスクライミング」

平成30年度の冬山技術研修会は「湯川渓谷アイスクライミング」を開催します
従来の谷川岳雪洞・富士山雪上訓練と違った形になりますが、アイスクライミングを安全に実践するために初心者でも楽しめる研修会にしたいと思い企画しました。
研修会を通して登山技術の向上と協会員の交流を図りたいと思います。
案内が遅れて大変申し訳ありませんでしたが、大勢の参加をよろしくお願いいたします。

主催 川崎市山岳協会 (指導・遭難対策委員会)
開催日 2019年2月2日(土)
場所 湯川渓谷(長野県南佐久郡南牧村)
集合 2月2日(土)9時 湯川渓谷入口林道
研修内容 ≪2月2日≫ 9:00~15:00頃
1.アイスクライミングのギア類説明
2.注意事項
3.トップロープでのアイスクライミング
・懇親会(希望者) 19:00~21:00頃 灯明の湯の駐車場(テント泊2500円)
※場所や内容は氷結の状況や天候等の状況により変更する場合もあります。
募集人数 20名程度
参加資格 川崎市山岳協会加盟団体の会員で山岳保険等に加入していること
参加費 無料
宿泊 灯明の湯の駐車場テント泊2500円(入浴代含む)
灯明の湯:素泊りのみ6,500円(0267-91-4111)
※天幕又は宿泊は各会で手配・準備をお願いします
持参装備 アイスクライミング装備はなるべく各会で準備、
講師 山下剛宏(山岳上級指導員:東芝山岳会)、他
申込先 (指導・遭対委員会)
佐藤健JBC01660@nifty.com
大村昭雄 a-omura@rg7.so-net.ne.jp
山下剛宏tac.climber@gmail.com
締切 1月28日(月)までを希望。別紙の参加申込書、または「氏名・住所・Tel・性別・年齢」を明記した用紙で申込お願いします。

事業名 「湯川渓谷アイスクライミング」
主催 川崎市山岳協会 (指導・遭難対策委員会)
期日 2019年2月2日(土)
場所 湯川渓谷 (長野県南佐久 海ノ口)
講師 山下剛宏(東芝山岳会:山岳上級指導員)
参加 3団体8名 (男6名、女2名) 敬称略 *女性
川崎ヨチヨチ山岳会 4名 斉藤(理事長、副会長)、大村(指導常任)、横山、大久保、
東芝山岳会 2名 山下(講師、指導常任)、北尾*(理事)、
川崎山岳会 2名 中川、山下*

報告内容

平成30年度の冬山技術研修会を実施した。今までは富士山五合目での雪上訓練、谷川岳での雪洞訓練を隔年で行っていたが、今年度は今までにやった事のない「アイスクライミング」を行う事とした。
開催場所の選定については山下指導常任に湯川渓谷や峰の原等を下見してもらい、アプローチが楽で初心者から上級者までが楽しめて研修会向きということや氷結状況等を勘案して湯川渓谷に決定した。
研修当日は氷の状態も非常に良く、天候にも恵まれ、寒さに凍える事無く、快適なアイスクライミング日和になった。参加人数が少なかったのは少し残念だったが、皆さんアイスクライミングを楽しむことができ、アイスクライミング技術の習得と向上が図れ、充実した冬山技術研修会であった。

2月2日(土)
山下講師と北尾理事は準備のため早めの現地到着を目指す。5:40 灯明の湯を通過、除雪は民家の庭先までで、そこからはチェーンを付けてゆっくり慎重に進む。現地には6:30頃到着。場所確保と、研修会をスムーズに進行できるよう、開講式前にトップロープを掛けておく。
天気も良く風も穏やか。全員集まってから開会式、自己紹介と一言ずつ皆さんに話して頂き、アイス装備の最新情報をと、資料を作成したので、配布して説明する。トップロープを2本垂らして、クライミングと、ビレイを、交代で実践。8人中アイス1・2年目〜2回目の方が5名と初級者中心であった。初心者エリアの氷は下見に来た時より、適度に柔らかくなっており、登りやすい。
左にセットしたルートは24mで、ラインによって氷柱を登る事ができ、経験者も良い練習になる。右にセットしたルートは47mもあり、最後の上部にある垂直に近い所が核心部、長く登りごたえもある。
昼食後、関西方面より来たパーティにお願いして全員での写真を撮影してもらう。午後もまた入れ替わりながら各々登りたい方を登る。この中で最高齢であった斎藤理事長も奮闘し、47mの右のルートを最後まで完登して、皆さんの顔に笑顔や歓声が上がる。山下講師もまた、左のルート、ツララの氷柱をダイレクトに登って達成感を味わう。続いて中川さんも氷柱に挑戦。疲れてきたところで、基本的な動作の確認や、スクリューのセットの練習を行う。
14:00頃よりトップロープの回収と後片付けをして閉講式、15:00に終了。受講者の皆さん、日帰り希望なので、テント泊での懇親会や翌日の研修は行なわず、灯明の湯の駐車場にて、16:30解散した。

講師所感:冬山技術研修会は装備も揃わなくては実質、参加できず、夏に比べて、冬山熟練者や初心者の参加率が非常に少ない傾向にあります。研修会に限らず、川山協でも冬山熟練者の人数が少なくなってきているように感じます。
ケガや致命傷のリスクの高い冬山ですが、冬山を楽しむため、事故防止のため、技術の習得と向上を図るため、皆さんが参加しやすい技術研修会にしていきたいものです。
参加者の皆様、ありがとうございました。

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